チャーシューの本物の旨味と
ジューシー感のある粉末を作る
まず前提として、お客様の生産ラインでは粉末の素材しか扱えないという制約がありました。その上で、チャーシューのあの肉感、ジューシーな旨味を味わえるよう、かつてない本格的なチャーシューの粉末化に取り組みました。
テーマは、タレに漬け込んだ旨味を再現した粉末チャーシューの開発。キーワードは「ジューシー感」です。
肉・果物・野菜など繊維のある
素材でも粉末化できるCVDを活用
CVD(Continuous Vacuum Dryer=連続真空乾燥装置)は、加熱加工などとは異なり減圧下の低い沸点で乾燥が行えるため、原料の風味を極力残したまま、多様な食品の粉末加工が可能です。開発過程では、豚のどの部位の肉を使うか、どんなタレで味付けするか、どのような工程で作るか、ミンチの大きさをどうするかなどなどを、肉の専門家を交えて何度も検討。こだわりチャーシューのミンチに、煮込みダレとなる醤油や砂糖を加えて加熱し、チャーシューと煮込みダレの旨味が一体となったペースト調味料が出来上がりました。
このチャーシューの肉粒がおいしさの源。その味わいの良さを残したまま粉末にする一番の方法はCVDです。こうしてCVDを活用し、チャーシュー肉粒入り旨味ペーストの粉末化に成功しました。
あの大ヒット商品にも、こだわりの
チャーシュー粉末が使われている!?
ついに、こだわりの日研フード特製チャーシュー入り粉末が完成。ラーメンスープやチャーハンなどの味付けに大活躍しています。あのメーカーのあのヒット商品にも、実はこの粉末が使われている…のは秘密(!)