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事業案内

亜臨界水抽出でどんなことができるの?

亜臨界水は水を高圧力下で加熱したものです

水(液体)は温度や圧力の変化により、
氷(個体)や、水蒸気(気体)に状態変化します。

状態変化する限界値を[臨界点]といい、
この温度・圧力以上の状態の水を
[超臨界水]といいます。

臨界点よりも若干温度・圧力ともに低い領域を
[亜臨界]、亜臨界状態にある水のことを
[亜臨界水]といいます。

亜臨界水は水を高圧力下で加熱したものです

亜臨界水の特長

亜臨界水は、比誘電率が低くなることで、
有機溶媒に似た性質を持ったり、
その高いイオン積により、
加水分解率が高くなったりします。

代表的溶媒の比誘電率

代表的溶媒の比誘電率

亜臨界水の特長

亜臨界水は加水分解力が強くなる

水でありながら有機溶媒に似た性質に

比誘電率が低くなる 誘電率の低い有機物を溶解

有効成分の抽出率向上

・水に溶けにくい成分を溶かすことが可能
・従来方式では抽出できなかった成分の回収が可能

グラフ上昇

【活用例.1】青みかんへスペリジンの抽出率が2倍以上/アルコール抽出の2倍以上、熱水抽出の約4倍の抽出率で高い効果が期待されます。

イオン積が高くなる 触媒の働きをして加水分解反応を促進

加水分解の反応促進による低分子化

・有効成分の吸収率の向上
・有効成分の体内吸収スピードの向上

ハサミチョキチョキ

【活用例.2】エンドウ豆タンパク質の低分子化/酵素処理と比較した画像。吸収率・吸収速度ともにアップすることが期待されます。

熱水抽出:90℃(15分)、アルコール抽出:100%エタノール(一晩)、
亜臨界水抽出:180℃(3MPa)
J Med Food 24(5) 2021, 533-541

SDGsや環境を意識した商品開発

どんなに優れた商品を生み出したとしても、
環境負荷とセットで評価される時代。
これまでの製造では
廃棄されていた未利用資源を、
亜臨界水抽出を用いて有用な資源へ。

未利用資源を活用×抽出は水で亜臨界水抽出=有用な資源へ

亜臨界水は
原材料の新しい可能性を追求し
商品の持つ魅力・付加価値を向上します

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