INTERVIEW

先輩インタビュー

INTERVIEW
#03

海外で働くチャンスは
自分で切り開いていく。

T.Oさん

営業本部

営業部 海外営業所
マネージャー
(2005年中途入社)

※所属・仕事内容は取材時の情報です

新卒当初、日本は就職氷河期だからという理由で海外就職をめざしたOさん。そのために英語や財務を勉強し直し、自らチャンスを生み出しました。日研フード入社後も、アジア市場拡販のためにハラル工場の必要性を訴えて工場の立ち上げに関わるなど、海外で働くチャンスを切り拓き続けて、現在はアジア・北米・オセアニア地区への営業を担当するなど、忙しい毎日を送っています。そんなアクティブなOさんに話を伺いました。

MY CAREER STEP

入社1年目

海外事業部門配属

6年目

タイ現地子会社に出向し念願の海外勤務。国内外の営業活動と工場立ち上げを担当

12年目

帰国。海外事業部に配属

19年目〜

組織変更で営業部海外営業所へ。現在はアメリカ・ASEAN・台湾・オセアニア市場を担当

今後ASEANに
進出するには
ハラルの工場が必須。

私が就活をしていた頃はたいへんな就職氷河期で、日本国内での就職先がなかなか決まらなかったんです。ならばいっそ海外で就職しようと思い、大学卒業後にカナダとアメリカで英語を学び直し、国内では財務の勉強をしていました。そしてある商社に就職し、一度は海外で仕事をしていましたが、現地で起こった自然災害の影響でビジネスが立ち行かなくなって退職し帰国。しかし海外と関わる仕事がしたいという夢を捨てられず、人材会社から紹介されたのが日研フードでした。

入社後5年間は国内で輸出業務を担当していました。その中で気づいたのが、海外事業推進のためのハラル認証工場の必要性です。当時、日研フードにはハラルの工場がありませんでしたが、これから日研フードがASEANをはじめとするアジアのマーケットに拡販を行うには、ハラル認証の取得が絶対不可欠だったのです。そこで、すでに日研フードの販売会社があったタイに、ハラル専用の工場設立を提案。新しい取り組みだったため、当時は役員の中でもハラル工場の設立に消極的な意見もありましたが、多くの役員に何度も時間をかけて話をし、理解を得ていきました。そしてタイミングにも恵まれ、ハラル専用のタイ日研フードが設立されることになりました。

2010年にはタイ日研フードの立ち上げメンバーとしてタイに赴任。今でもよく「工場の立ち上げは、さぞ苦労したでしょう?」などと聞かれますが、タイには既に現地子会社があったためゼロからのスタートではありませんし、タイの人たちはとても親日的。助けられたことも多く、特に不安なく過ごすことができました。

文化・宗教等で
異なる食品の規制に
どう対応するか。

タイ日研フードが軌道に乗り始めた2016年に帰国。海外事業部を経て、現在は営業部でアメリカ・ASEAN・台湾・オセアニア諸国への販売を担当しています。

今の仕事で最も大変だと思うのは、国によって規制が異なるということ。人間は世界中で穀物や肉、野菜、魚などを食べていますが、実はその国の文化や宗教、さらに政治的な思惑によって、食品安全関連にかかる規制は大きく異なり、しかもそれらは年々厳しくなっています。たとえば海外からある商品の注文があった時でも、その商品が本当に注文先の国のルールに適合しているのかを随時確かめ、品質保証部と一緒に必要な書類を用意しなくてはなりません。また、もしルールに合っていない場合、どのように対応していくか調整するのも私の仕事です。

面白いのが、これだけ世界中で食文化が異なっているにもかかわらず、日研フードの食品は世界中に輸出されているということ。これは実はものすごいことだと思います。海外出張の際など、世界的に有名な外食チェーンだけでなく、町のスーパーマーケットなどでも当社で作られた商品が使われている食品を見つけたりすると、とても誇らしい気持ちになりますね。

ある1日のスケジュール

DAILY SCHEDULE

08:15

出社

08:30

始業

海外からの受注を確認したり、社内の関係各所との打ち合わせをしたりします。午前中早めの時間はEUや米国から深夜に届いているメールの対応、10時頃からアジアからの連絡が増えます。

12:00

昼食

13:00

海外営業開始

当社の拠点は日本とは少し時差があるので、海外とのやりとりは主にメール。電話の方が早いと思うこともありますが、記録に残すという意味もあってメールを多用しています。

18:00

退勤

終業時間後は早めに退勤し、ワークライフバランスを心掛けた働き方をしています。

MESSAGE

求職者へのメッセージ

当社が手がける調味料はBtoBですから、BtoCほどの派手さはないかも知れません。ですが、私たち人間が豊かな食生活を営む上で必要不可欠ですし、絶対になくなることのない仕事。そんな誇りを持ちながら働き続けることができる会社です。