上海日研食品有限公司

巨大なアジア市場開拓の期待を担う

上海日研の仕事

上海日研食品有限公司は、1999年の創業です。日研フードグループとしては、初めて海外に建設した工場になります。
工場で生産しているものは、日研フード本社工場と同様に天然の調味料です。
柱となる生産設備は、スプレードライヤーで、醤油系をメインに、畜肉系、魚介系、野菜系、発酵調味料系の粉末の調味料を製造しています。
また、他の生産設備として、粉末の混合ライン、液体の混合ライン、乾燥野菜の乾燥・粉砕ラインを設けており、幅広いお客様のニーズに応える生産体制を整えています。

お客様は、中国国内販売として、現地に進出している日系企業を中心に、その他の外資系企業、中国企業となります。これらのお客様には、上海日研商品の販売部門を担当する味研貿易(上海)有限公司を通して販売するかたちになります。また、海外販売としては、日研本社、アメリカ、オーストラリア、香港といった諸外国への貿易も行っています。

創業当初20名程の従業員も、現在は60名となっています。生産量の増加に比例して、現場作業者を増員させる一方で、品質保証体制の強化を目的として増員をしてきました。お客様の品質に関する要望は高まるばかりであり、この認識は世界共通であると考えますが、誰もが安全・安心を求めています。品質保証体制が構築されてきた証としては、中国国内のQS認証(製造許可)の他、国際基準であるISO、HACCP、BRC、RSといった外部審査にも合格し、認証を取得することができています。

現在、駐在している日本人スタッフは、総経理(社長職)、品質保証部長、開発部長の3名です。日研魂が異国の地で受け継がれる様に、中国スタッフの育成に没頭する毎日です。


上海日研の仕事のココが面白い!

上海日研は、日系企業とは言え、日本語が話せる中国スタッフは2名しかいません。どうしても伝えねばならない大事な話の場合は、彼らに通訳をお願いします。しかし、日本人スタッフが工場を巡回する際に、通訳として彼らを連れて回る訳にもいきません。
必然的に日本人スタッフが、中国語で工場スタッフに語りかけるかたちになります。工場スタッフは、日本人スタッフの下手な中国語ながらも、日本人特有の発音の癖を誰もがつかんでくれて、云わんとすることを理解し対応してくれています。社内では、工場スタッフの優れたヒアリング力によって中国語での会話が成立します。自らの発した言葉の通りに行動してくれる状況から、『自分の中国語もなかなかだな』と、日本人スタッフは、大きな錯覚をしてしまいます。そうなのです、大きな錯覚なのです。自信を持って地元の方と話してみても、全くというほどに会話が成立しないのです。工場スタッフの優しさと、下手な中国語のヒアリング力には感心させられます。


こんな人が向いています!

まず、食文化です。日本で食べている中華料理とは、ちょっと異なります。味にパンチ力がついてきます。辛いものは汗が噴き出るくらいに辛いし、塩味が濃いものは後で喉が渇いてたまりません。お米は、味も風味も食感も異なります。魚は、海の魚はまだしも、川や池の魚は、調理しても生臭みが強い様に感じます。この様な環境下でも、何でも気にせず食することが出来るタフな人が向いているかもしれません。

次いで、言語です。中国の方は、声が大きく、意味の分からない間は雑音にしかなりません。ところが、単語の一つ一つを覚えていくと、それまで雑音だった言葉が理解できる様になってきます。ヒアリングの次は、発音です。自分の発音とどこが違うのか、とことん追求する必要があります。中国で生活をするのですから、中国語が話せるようにと一生懸命に勉強する努力家が向いていると思います。

最後に、文化です。ゴミはゴミ箱へ、日本では当たり前の様に思えますが、中国では、これが出来ている様で、まだまだの様に感じます。地下鉄は、公共の場と考えますが、向い合せの席で大きな声で会話をするし、大きな声で携帯電話をするし、周囲の人達への配慮が全くありません。しかし、その地下鉄に老人や妊婦、小さな子供が乗り込んでくると、誰もが『どうぞ』と席を譲ります。これには驚きです。まだまだの分と見習わねばならない分とが入り混じっています。その様な中国の中で、少々の事では驚かない、異国の文化として物事を冷静に見つめることができる心の大きな方が向いているように感じます。


先輩社員インタビュー


【今後の展望】

企業目的である健康貢献を、中国上海を拠点に実現するために、日々奮闘しています。
現在、中国国内だけでなく、アメリカ等世界7か国以上に輸出販売しています。 日本と同じ品質を中国でも実現し、中国国内はもとより世界に広めること、そして、日本人スタッフがいなくても大丈夫な状態にする(現地化)が目標ですが、課題がたくさんあるのも事実です。中国の良さである市場の大きさとスピードの速さを活かしつつ、中国人スタッフと一緒に我々日本人スタッフも成長しながら、企業目的が達成できればと考えています。

日研食品有限公司 総経理 山田尚道