Case03

摘果みかんである“青みかん”から、亜臨界水抽出技術を活かして開発した機能性素材です。機能性表示食品、化粧品、粉末清涼飲料や栄養ドリンクへご活用いただけます。(開発商品:静岡県産青みかんエキスP SW/商品形状:粉末)

亜臨界水抽出で作る機能性素材 亜臨界水抽出で作る機能性素材

課題
通常は、摘果などにより廃棄されてしまう“青みかん※1”。青みかんに含まれる機能性成分を有効活用したい

日研フードの本社工場がある静岡県は、温州みかんの収穫量が日本一※2。温州みかんが栽培される過程では果実の品質向上や収量の安定化、果樹の負担を軽減する等のために未成熟の温州みかんが摘果されています。通常、摘果されたみかんは年間数万トンレベルで廃棄されてしまいますが、日研フードはその青みかんに含まれる成分に注目し、機能性素材として有効活用出来ないだろうか…と考えました。
実現できれば、健康に貢献出来る機能性素材が出来る上、青みかんの廃棄も減らせてSDGsの推進にも繋がるはず…。

※1:未成熟の温州みかんのこと
※2:出典:農林水産統計「令和4年産みかんの結果樹面積、収穫量及び出荷量」農林水産省大臣官房統計部

  • 青みかん1
  • 青みかん2
  • 青みかん3
    ※画像はイメージです

研究開発
青みかんの機能性成分を最大限に引き出すには?摘果時期から加工方法の選定、各試験…試行錯誤しながら課題をクリア

そこで、青みかんの機能性成分が最も高濃度で安定的に収穫出来る時期の調査から始まり、新しく導入した連続式亜臨界水抽出機の活用、機能性成分をロスしない加工方法の選定、保存安定性の確認試験、ヒトへの健康効果エビデンス取得のための臨床試験等々…徹底的に課題をクリアしていきました。こうして機能性成分(ヘスペリジン、ナリルチン)を含んだ「静岡県産青みかんエキスP SW」を商品化することに成功。
…でもそこでは終わりません。
さらに、「静岡県産青みかんエキスP SW」を使用した粉末飲料「青みかんドリンク」を開発し、機能性表示食品としての申請にチャレンジ!末端商品は販売しない日研フードですが、「青みかんドリンク」が機能性表示食品として申請・受理されることで、お客様にお役立ち出来るのではないかと考えました。
簡単ではない道のりでしたが何度もトライを繰り返し、無事申請が受理されました!(機能性表示食品 届出番号H1183)

成果
機能性表示食品の申請が受理されたことでヘルスクレームの表示に役立つ原料素材に

こうして誕生した「静岡県産青みかんエキスP SW」は粉末清涼飲料や栄養ドリンクにご採用いただいています。条件※3をクリアしていただければヘルスクレームである「本品には未熟温州みかんエキスが含まれます。未熟温州みかんエキスには、花粉やハウスダスト、ホコリなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されています。」といった表示が可能になります。また、機能性表示食品としての申請が受理された「青みかんドリンク」は、SR※4をまとめており、お客様への提供が可能です。

※3:「静岡県産青みかんエキスP SW」が1日あたり400㎎以上摂取出来る配合にし、機能性表示食品としての届け出が受理されること。その他、「静岡県産青みかんエキスP SW」は、素材に少量添加することで柑橘感をエンハンスする効果や、魚肉や大豆由来の嫌な風味を抑えるマスキング効果を持っており、食品素材としてもご活用いただけます。
※4:SR(システマティック・レビュー)

  • イメージ1
  • イメージ2
    ※画像はイメージです

NIKKENでは、抽出・濃縮・乾燥・ブレンド技術などのノウハウと生産設備を活用した委託加工を承っております。エキス、粉末調味料のブレンドから、機能性素材のOEM(お客様ブランドでの商品化)まで。ご要望やご質問、ご提案等、お気軽にお寄せください。

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